116「宝石を投げ棄てた人」（それは私の宝物）
タイトルの意味は、大切なものは一人一人違うよね、という感じ。この家族、みんな大事なものが違っていたんですよね。だからこそ起こった連鎖だったというふうになりました。ロッテを抱っこしてレールを滑り降りるイライアというのはこの任務で書きたかったシーンのひとつでもあります。ちみちゃいのを抱っこしてまさか空をぴょんぴょこ跳んでく訳にもいかない、と恐らく彼も思ったのだと思います。
いやーしかし、この一年かかってもまだ任務が終わっていないという！！ていたらく！！です！！（笑）まあこれが終わるとアルマ編なので……。燔祭もそろそろ、未来編の扱いなどを決めるべき時が来たかなという気がしています。取り敢えずこの任務（愛称・子守り編）を終わらせないとお話になりませんので、来年、早い段階でなるべく早い段階で子守り編は完結させたいと思います。終わりは間違いなく近付いてきています、うん！多分……。

さてさて。ありがたいことにたくさんの感想を頂いたり、イラストや小説などもプレゼントして頂いたりして、日々楽しい思いをさせて頂いているわたくしなのですが！いつでもウェルカム！って感じでいますので、もし手元にあるよという方がいらっしゃいましたらぜひぜひ夜曇までお寄せください☆
来年も、Persephoneと燔祭の羊をよろしくお願いいたします！

それでは、本日はこれにて。
夜曇依都でした。
改めまして、よいお年をお迎えください。
2020年が、皆様にとりまして楽しく健やかな一年でありますように。

 







お姉ちゃんを神父から奪い返す。悪い神父様に、きっと騙されているの。二人はいつもの「泉」にいるんだわ。――ママも神父様も内緒と言ったけれど、私が、こっそり教えてあげていたら、こんなことにはならなかったのに。――二人を蘇らせることはできない。ならばせめて、事情を知っていて、今目の前に死体があるフランカの方を。――ワタシのイモウトは、誰にも渡さない。可愛いロッテ。アナタだけはいつまでもワタシが守ってあげる。――いったい何が起こったの。フランカはどこに行ったの。なぜマルテンはロッテを連れていくの。生きていた時は抱いてもやらなかったのに！（――宝石を投げ棄てたあなた。それは、私の宝物だったのに。）

本編114話「誰が為の祝福」
話をぐぐぐっと進めてみました。いや、進んでるんですよねこれでも……！！今回の任務は「ミステリーみたい」と言われたりもしますが、ミステリーというよりはかなり入り組んでいるという認識で私は書いていました。結果的に謎だらけになってしまったのかもしれません……。今回は結界組と修道院組で分かれて動いていますので、互いに少しずつ情報を全て持っているわけではないというのが、私としては楽しいところです。うふふ。観測している我々からは全容がつかめる形になるよう、努めて参ります！
今書いているところでは、ひっっっさしぶりにアクションを書きまして！楽しかったです。ちょっと運動不足でしたね。唐突に始まる戦闘をお楽しみに。

拍手「さよならの準備」
8月に更新しました、久しぶりの拍手です。お楽しみいただけているとよいのですが！
今回の拍手はアレン修行中の三人のお話。小さい時のイライアの話を見ると、しょっちゅう過去へ心を飛ばして、現実を見ないようにしているけれども……今は滅多にそんなことが無いんですよね。きっと彼はあれでも頑張ったんだと思うんです。多分。こないだ本編で久々に陥っていましたけれどね。リナリーのお兄ちゃんでいなくては、エクソシストにならなくちゃ、神様でいなくては。そして、誰も死なせてはいけない、と。そういう気持ちで日々生きて、恐怖に駆られながら頑張っているのですけれども。しかし、突き詰めると彼は、自分自身はもうこの世に用はないと思っているところもあるし、自分は生きているべきではないとも思っている。師匠は自分のために命をかけるべきではないんだよ、って、笑って言える、彼にとっては当たり前の事実なので。師匠にとってはそうでなかったとしても。
………………まあ、本誌で出てきた神様に文句付けてるくろすまりあんがめちゃくちゃかっこよかったのでそんな感じの話を超書きたかったというのもあるんですけどね！！！！！！（本音）

それでは、次回は誕生日話とリクエストと、ロッテのお話をお送りできるといいなと思います！
本日はこれにて。
夜曇依都でした。

本編113話「あなたの肖像」（いつも見上げているの）
先月予告しました、二話同時更新はちょっと無理でした！間に合わなかった……。ので、来月のんびり公開しますね。
今回は原点回帰という感じです。我が家の「教団の神様」は、やはりそういう神様ですから。どうしようもなく途方に暮れたときに、祈ったら来てくれるかみさま。決して否定しないかみさま。逃げることすら赦してくれるかみさま。だけど、かみさまが進もうとするから、着いていこうと思わせる。考えようによっては、恐ろしい神ですよ。死神みたいで。今回のオリキャラのヘルメスは、我が家では珍しく「救済された」体になっているキャラクターでもあります。唯一だと思う。貴重な子です。
ロッテは、可愛い。彼女が動くと、話が動きます！ロッテ大爆発は、次々回にて。

記念話「せめて、墓標だけでも」
この十年は、私だけで成し遂げたものではなく、このサイトに来て私と楽しみを共有してくれた皆様と成し遂げたものです。そして、燔祭はこのキャラクターなしには成り立たなかった……ミザン。きっと皆さまお気づきですよね、この病院はミザンの病院、あの事件はミザンの起こした事件です。この場を借りて、感謝を。彼ももうしばらく、頑張ってもらいたいと思います。書いていて気付いたのですが、イライアってかなり、師匠のコートを握り締めがち。あと髪の毛。ぎゅっ……。

リクエスト１「それだけでいいんだ」
uno様から頂きましたリクエストです。リクエストと感想ありがとうございました！自分がわくわくする話を書いているので、それをuno様にも一緒にわくわくしていただけるのは、狙い通りだぜ……☆と嬉しくなりました！ありがとうございます！
さて、気が抜けてマナーがなっていないイライア、ということですが、やはり彼が癖でやりがちなのはスプーンやフォークを咥えてぷらぷらさせることなんです。あんまり本編では書かない超裏設定みたいなものですから、久々にそんな姿を書くことができて私も楽しかったです。

リクエスト２「たった一人、君だけ」
螢様から頂きましたリクエストです。リクエストと感想ありがとうございました！マリアン派になっていただけたということで、二次創作をする者としてとてつもない喜びに包まれております……ようこそおいでくださいました……！
主人公は割かし師匠に甘えていたり、師匠もがっつり甘やかしていたりするのですけども、今回はまだ何も起こっておらず、まだクロスしかあの黄金を見付けていない、そんな時期にスポットを当てて書いてみました。あのままだったら、クロスは神様の宝箱を独り占めに出来たのに。記念話にも共通することなのですけれども、主人公は師匠の髪の毛を握るのがお好き。ぎゅっ。

リクエスト３「陽だまりへ、ようこそ」
神無月様から頂きましたリクエストです。リクエストと感想ありがとうございました！ファン……痺れる……畏れ多いです、ありがとうございます……！暑い毎日ですし、ぜひともリクエスト通りにホラーを書いてヒヤッとしていただこうと思ったのですが！いかんせんわたくし、て……怖い話が苦手でして……！ですので、ア、アイテムだけちょっと怖く、して、みました……ひょええ……！
彼ら怖いモノ無さそうですけど、リナリーはよくあんな環境でやっていけるな、と書きながら思っていました。でもきっと、あの呪いの人形ちゃんも教団の雰囲気は気に入ってくれるんじゃないかな、と思います。

イラスト
Twitterのトップツイートにくっつけてあります。苦手なりに頑張りました……よろしければ、ご覧ください！

それでは改めまして、皆様、いつも応援ありがとうございます！
これからもよろしくお願いいたします！

本日はこれにて。
夜曇依都でした。

112話「灯火は夜闇に喰われて」
いやもう、話が話ですからタイトルの付け方に悩みました。どちらかと言うとこのブログタイトルにした裏タイトル「彼の人を蝕む執着」の方がしっくり来る気はしていますが、しかしこれでは色々誤解も生みそうでしたので、裏タイトルに回しました。
今日Twitterで素敵な修道院の写真を見たのですが、壁が宗教画でもステンドグラスでもなく白一色で、レリーフ？彫り物がしてあるタイプの修道院も素敵だなぁと思いました。いろんな修道院とか教会を見たいなぁ。これまでで一番感動したのは、サンジミニャーノ（だったはず）で写真を撮ることが禁止されていた質素な教会です。今回の話の舞台の修道院は、もっとずっと派手ですね。

話をググッと進める回を今書いてるところです。10周年には、また2話同時に更新できればと思います。

それでは本日はこれにて。
夜曇依都でした。