134話「家族の肖像」（愛を求めた男）
ミザンとティキの愉快な関係性を前面に押し出したお話になりました。（方舟以前の）ミザンは「伯爵様」「伯爵様」と、伯爵様LOVEだった訳ですけれども、日頃絡みが多いのはやはりティキ。ティキとミザンのコンビ、私、大好きです。ミザンも遠慮ない遊び相手としてティキを見ている節があるなと、ミザンの生みの親・神湯さんが書いた学パロなどを読み返すたびに思っています。
本当の家族からの愛ってものをミザンは受けていませんので、そこへの憧れを利用することは可能だろうと考えてこういう展開になっています。あと、今回の話でティキがミザンを見捨てられない感じをようやく書けたなと思います。今しか書くとこなかった。良かったです。
話が逸れに逸れに逸れて、ようやく伯爵（とミザン）とのお喋りタイムが終わりました。アレン達が現実世界に戻ってきましたが……。途中で伯爵もテンション上がっちゃったし、それを受けてイライアもテンション上がっちゃったりしたので、アンタまだ戦いが続くのよ？いけんの？まだ動ける？と正直疑問です。本人の視点から書いても本人が誤魔化すのでよく分からないですが、書きながら呼吸を合わせる私としては、ジョニーの視点で書いた部分が現状を一番的確に表現出来たと思っています。ちょっとヤバい。困ったな。これから馬車馬の如く、限界を超えても動いてもらわないといけませんね。


13周年記念番外「一番優しい場所で」
ネタが無いよー困ったよー！と言いながら書きました……難産！かと思いきや、書き始めたらするする書けたかな。本当は、出会った当初のアレンから見た「兄弟子」とイライアから見た「弟弟子」を、師匠に絡めて書こうと思ったのですが、前者は書いたことあるな……と思い、同じネタなら（今は）出す必要が無いということで断念しました。
「アクマの魂が見える？」ということを軸にしましたが、この点を今のイライアがどう捉えているかは子守り編（朽ちない死体編）で書きました。けれど、聞いたばかりの頃のことは書いてませんからね。それと今まで一切絡めるつもりがなかった「アレン＝ネアの宿主」問題についても少しだけ言及。クロスはイライアに一言も言ってはいません。けれど、彼、一応これでも神様なので。神様の前で隠し事は出来ないので。何の話か知らなくてもなにか別の意図があることくらいは分かっていたでしょうし、それでも師匠が大事に思う子なら守ると言うだろう――でも、そこまで書いて「ちょっと違うな？」と思いました。本来アレンと初めて会った時のイライアは、「初めての弟」としてアレンを見ていたわけで。そんなこんなで少し紆余曲折を経てこの形に落ち着いたお話でした。神様と、神様を人で居させる師匠の背中の間は、きっと世界で一番温かで安全で優しい場所です。

iPadにより、作業環境に少しの変化が！！
135話もできるだけ早くお披露目したいですが、少し2冊目に手をつけてみたい気もします。もしかしたら、書けるかも。書けなければ2冊目のネタはまた封印して、本編を頑張ります！

それでは、本日はこれにて。
夜曇依都でした！
改めまして、いつも応援してくださりありがとうございます！
また一年、よろしくお願いします！

133話「この祈りが、証」
89話って、今思えばむちゃくちゃ前のことですね……。
現在進行中のあるま編（と名乗っていいのか謎）は、元のプロットから本筋は変わっていないものの、少しずつブラッシュアップして書いています。今回のお話は中でも元のプロットから大分削ったお話になります。というのも、あんまり元のまま書きすぎると、今だけでも十分おなかいっぱいなのに、ますます話があるま編から逸れてしまうからです。既に逸れてるのに！笑
伯爵とのシーン、長く続いていますが、これは根本的な疑問によるもの。アレン達が記憶に囚われていた間、現実世界ではどれくらい時間が経ったか謎でしたよね。あれは一瞬の出来事と考えることもできますが、御都合よく、当サイトでは「それなりに時間が経つ」ことになっています。少なくとも、「アニメ化された時、過去の出来事が放送されてた時間と同じくらい（一時間弱）」は経過したものと思って書いています。多分……多分伯爵がおしゃべりしたくて、暇潰ししてくれてるんだ、と思う。
さて、89話といえば、孤児院の院長先生とのお話でもありました。あそこで彼がひとりで誓ったことを、今回は言葉にしてみました。結局、彼の考えはあんまり変わってはいないのです。言ってること正直何言ってんのか分かんないのよねこの子……とも思うのですが、それは彼の大前提「世界で一番罪深い人」が理解しづらいから……だと思っています。そこを理解できないと、彼の言ってることはよく分からない。だから、彼の決意は分かるんだけど、根本がよくわかんないな、という気持ちになりますね。

次回、するする書けるといいのですが！がんばります。
それでは本日はこれにて。
夜曇依都でした。
よい休日を！

132話「理想の王」
聖典は、発想ひとつで色んな使い方が出来る武器ですから、今更新技なんていらないんじゃ？と思ったりもしましたが、私が萌えるし燃えるので新技が出来ました。番外編のノア版、あんな感じの能力が出来る筈だと思ったら、出来ました。えへん。ちなみに、相互サイトの管理人さんと二人で楽しんでいる「うちよそせいはいせんそう」の中では、イライアのスキルとか宝具の一つとして想定される効果が、コレです。
技名は、伯爵に勝手につけられてしまいましたが、読みの「メシア」は、サイト開設前、「聖典」の初期設定時のイノセンス名でした。ちなみに「福音」の初期設定は「銀の弾丸」です。
どちらも、初期設定時の名称を最終奥義みたいな技名にしています。愛着があるので。こ
この弟子、怒るって機能が備わっているのか？と師匠にも伯爵にも思われているイライアですが、今回はなかなかどうして激おこでしたので、暴力的な彼を書けて楽しかったです。この神様は、救う人を限定しているから……まさに、ある人々にとっては「理想の王」たる存在であろうとするわけですが、それは、それ以外の人からすればただの暴力ですので、「赦し」の対象外にある者に対しては、意外と冷酷になれました。
ところで彼は「ゆるさないで」という幻聴に対して、「エリザがこんなことを言うわけない」と思っていますが、番外をお読みの方はご存知の通り、another燔祭（エリザ生存if）ではイライアの「赦す」に対してエリザのテーマは「許さない」ですから、実は彼女はそういうこと、言うんですよね。イライアには、分からない話なので、これこそまさに裏話でした。

4月は本誌が発売されますし、何とか更新したいのですが、現在ストックが無いので（大変！）無理せずぼちぼちいこうと思います。
それでは、本日はこれにて。
夜曇依都でした。

131話「日は、暮れるもの」
タイトルが難産すぎる。書くのも難産でしたが。
アルマ編は本当に難しいです。なにせ、原作を何度読んでも、あのはろぐれ（自家製でーぶいでー）を見返しても、途中何がどうなってるかよくわかんない所がある！アニメに出来るんですから、当然普通わかるのですが、私が飲み込めていないだけです。いつも分かんなくなってしまいます。今一番わかんないのは、アレンと神田とロードはどれくらいの時間神田の過去に捕らわれていたのか。例えばリーバー班長の感覚では一瞬だったのかも。でも、アレンがあの中で体感したのと同じだけのすごく長い時間捕らわれていたのかも。さっぱり分からないので、自己解釈で、これぞ二次創作みたいな顔をして、突き進んでいく予定です。
今は何を書いてもネタバレになりそう。実は、結構プロット外の出来事が起きまくっていて。イライアが自由に動いてくれているのは面白くなる予感なのでいいのですが、なんとか筋道だけ逸れないようにと悪戦苦闘しています。

次回は、「教団の神様、怒る」の巻です。
ところで今回の本誌の師匠イケメンすぎて正面から銃口を向けられたくて向けられたくてたまりませんでした。紙版をまだ買っていないので、買わなきゃ！

それでは、本日はこれにて。
夜曇依都でした。