本編120話「三十年目の夜」（神の使徒が明かりを灯す）
……お家に帰るまでが任務です！てことは、……ホームに帰るまでもう一話！あります！せめて120話できっちり終わらせたかった！
今回の任務では、兄弟弟子の話、兄貴と弟分の話、それからアレンとエゴールの話、イライアとヘルメスの話を書きたかったのですが、いつの間にやらロッテの可愛さに負けてどんどん話数が増えていきましたね笑　なんだかんだ、結局はどれもこれも入れたら盛りだくさんになって話が増えていったのですべてがロッテのせいではないのですが！どれも蔑ろにはしたくなかったので、とにかく丁寧に書いていこうと心掛けました。
ちょっとエリーの内心の迷走が迷走を極めているので、ちょーっと予定よりもはるかに無茶をしすぎておりまして、本当にお前はアルマ編まで生きているのか、ひいては未来編までたどり着けるのか？？？とかなり謎になってきましたが、アルマ編まではしばらくお休みさせていきたいなと（予定では）思っております。

ところで、今回の子守編（朽ちない死体編）の登場人物を説明して欲しいとの声もございましたので、ちょっとだけ覚書を記しておきます。
・リーセロット（愛称・ロッテ）：朽ちない死体。マルテン神父と姉フランカが逢引きしているものと勘違いして「フランカを返して」と詰め寄ろうとしたら、待ち合わせ場所の禁域の階段を踏み外して転落し、死亡した。
・フランカ：リーセロットの姉。自分たちがマルテン神父の娘と知って、たびたび会って甘えに行っていたが、リーセロットだけに秘密にしていることを気に病んでいた。その折に妹が泉で亡くなり、マルテン神父から死の真相を聞いて泉に身を投げた。
・マルテン神父：フランカとリーセロットの父。フランカとたびたび会っているのを、リーセロットに逢引きと勘違いされた。フランカの死体を最初に発見したのも彼。死体を抱き締めて号泣しているところに、「もう一度、会いたくはありませんカ？」との声が掛かる。
・ポーラ：修道院と神父に力がありすぎるこの町では、修道院に奪われてしまった「朽ちない死体（リーセロット）」を返せと言うことすらできなかった。
・ブラム・ファン・ハウゼン：ヒリス先生の後輩。同い年のリーセロットが初恋の相手だった。妻のリサを吸血鬼（アクマ）に殺され、男手一つでロッテを育てる。
・ロッテ（本名・リーセロット）：探検好きで物怖じしないけれど、本当は暗いところが苦手。誰もいないところに向かってよく一人でおしゃべりをしている。最近ポーラおばちゃんとお友達になった。

11周年記念「神様の鼓動」
いつもタイトルが難産なのですが、今回はこのタイトルから話が生まれた感じでした！！それも含めて、とても珍しい。
自分の中では未来編（ver.1）と銘打っておりました「ラヴェル元帥と弟子」パターンの未来編です。未来編というからにはかなり都合よく、クロスもアレンも教団にいるていで構想を練っておりましたから、今回もそこは変更を全く加えずに書いております。
元帥になった教団の神様が唯一とった弟子は、全ての元帥の下で問題を起こしたらい回しになっていた孤児院出身の少年だった――という設定のお話です。燔祭の行き着く先として、かなり可能性の高い未来ですのですべてをお話してしまうわけには参りませんが、それこそ、サイト開設の瞬間から弟子のカイルくんは私の頭におりましたので、彼も相当な古株ということになります。お楽しみいただけたなら嬉しく思います。

次の更新時期には少し私生活が忙しそうです……それ以前に、サーバーの変更点ってやつを上手くクリアできるかどうか、というところですね……。無事に次の更新ができますように！
それでは、本日はこれにて。
夜曇依都でした。
12年目もどうぞよろしくお願いいたします！！

118「空の箱と憐憫の包装紙」（たった一人、あなただけが）
あなただけが幸せでいてくれたらそれでいい、って、憐憫から言ったって、相手に幸せはもたらされない。

アレンを危険な目に合わせたまま数ケ月放置してしまった……ごめんよアレン。アレンは度胸もあるし、アクマとコミュニケーション取れるタイプですから、きっとああいうひっかけも出来るだろうと思っていました。レベル４を脅すアレン、書いていてとても楽しかったです。
ところで、兄弟弟子でしっかり連携戦闘をするシーンってあまり書いていないんですよね。そもそも、兄弟弟子だけどこの二人は本編中の絡みがあまり……あまり無い。原作の裏を書こうとするとまあそうなるわけですが……それにしても、彼らはアレンの修行の最初の一年間を共にしたという間柄なので、そこまでべったりずーっと一緒だったというわけではありません。けれど、師匠もセットで一緒だったからこそ、アレンは兄さんについて少し知っていることがあるのですよね。そこらへんが、上手く書ければいいなと思っています。次回。

なんだかんだ、長かったこの任務もまもなく終わりに近づいています。アレンが頑張ってくれているので！任務が終了しましたら、Twitterにでも修道院の設計図らしきものをあげようかな。

普段の執筆環境が恋しいです……頑張ってこの環境に慣れたい。慣れた頃には、日常を取り戻したいですね。

それでは本日はこれにて。
夜曇依都でした。

「神判の綻び」後日譚
7話までは、修行時代のイライアと師匠を描いたお話でしたが、8話からは16歳のイライアとその頃のリナリーを描いたお話になります。イライアとリナリーについては散々本編でも触れている、少し特殊な関係性を築いていますが、この二人に関して書いていない事柄がありました。
それが、「一時期リナリーはイライアのことが好きだった」という点です。

散々匂わせたけど、まだそこって触れてないんですよね。何故かといえば、どうにも私が、でぃぐれ夢に恋愛感情を持ち込むのが苦手だからなんです……ええ……いや、そもそも恋愛の話を書くのが苦手なんですけどね、未熟なばかりに……。特にでぃぐれに関して言えば、この戦時中に（当然その中で誰かを好きになることはあると思いますが）エクソシストたちにそんな心の余裕あるかなぁ……と思ってしまって、どうにも話に組み込みにくい……という、無駄な抵抗をしているのです……未熟なばかりに……。しかし、この二人の関係はどうしてもそこを避けては通れない……。

ということで、不慣れながらも、書いてみました！！

ですから、いつもの燔祭とは少し毛色も違っていて、若干雰囲気が違う！とも思ったりしましたが、やはり避けては通れなかった部分ですし、さらに実際書いてみたことで彼女が彼に惹かれた理由のようなものが言語化されたので、最終的にはとても楽しかったです！
やってみるって、大事ですね。

そんなわけで、「神判の綻び」前後編でした！ここで終わると、ハッピーエンドになります。

変化のない日々になっている方も多いと思いますが、少しでも暇潰しのお手伝いが出来ていたら嬉しく思います。

それでは、本日はこれにて。
夜曇依都でした。
生活のリズムを整えて、免疫力高めましょうね！

「神判の綻び」
暇。時間を潰したい。
久々に師匠が書きたい。
思う存分師匠とちびエリーをいちゃいちゃさせたい！！！！！
そんな欲望を叶えるため、唐突に立てた曖昧な設定・プロットを掲げて五日間で書き上げたお話になります！勢いってすごい。私ってまだ若いって思った。
頭が沸騰しているままに書きましたし、まだ頭が沸騰しているから（だって普段だったら数日置いてアップするもの）ちょっと冷静ではないですね。そしてあんまり裏話、って感じでもないのですが。
今回のお話のポイントは何より、
・久々に師匠を書きたい
・思う存分師弟をいちゃいちゃさせたい！
・これまでの二人の話をちょっとおさらいしたい
・二人の「はじめまして」を書きたい
・ていうかエリーの「初めて」を書きたい
というような思いで書いた、というところです。めっちゃ楽しかったです。もしも気が向いたら、この話、続編ができるかもしれません。そんな余地を残してはいるので、だからこそのこの設定の多さなので、若しも気が向いたら……書きますね！

大変な社会情勢ですが、暇潰しのお供になれれば幸いです。

それでは、本日はこれにて。
夜曇依都でした。

117「時間よ、止まれ」（どうか聴き届けて）
んもーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーもっと早く読んでもらいたかったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー（やくもん駄々っ子スタイル）のですが。さて。当サイトを席巻した腹這い系幼女ロッテの大いなる出番はここまでとなります。親元に着いてしまいましたからね。かぁわいいったらなかったのですが、地下道を「ロッテのみち」と言い張る可愛さを残して、しばらく安全なところにいてもらわねばなりません。あんなかわいこちゃん危険にさらすわけにはいかんのです。
アクマの来襲って、本当に災厄だと思うのですが、エクソシストの来訪も同等ですよね。あの戦闘の責任をエクソシストは勿論負わなくていいんだけど、けれど、戦闘によって破壊された町は、もう以前の姿に戻らないし、巻き込まれて死んだ人も当然生き返らない。命を優先して守るのは当たり前ですが、故郷が思い出の姿であることも大切なことだと思うのですよね。今回は特に、知り合いの故郷ということが分かっているわけで、きっとあの兄弟弟子は考えてしまうと思うのですよね。そして、アレンからしたらほんっともう、兄さん！ね。今回の任務のアレンはずっと、もうずっと、兄さんに申し訳ないままでいるんですが、兄さんの方が寧ろアレンを困らせているので、兄さんに反省させたいなと私は思っているところです、ええ……レベル４戦を考えるの難しいです。勝利できるかどうかはアレンにかかっているので、皆様ぜひ応援してあげてくださいね！（ヒーローショーのよう）

今回なんだかんだ割とストックのない中で更新してしまいましたので、次回はもう少し落ち着いて更新しようと思います。あとなんだかんだ、更新したかった本誌発売～本日までの間に二回も風邪ひいてるのでしっかりしようと思いますマジで。

皆さん風邪には気を付けてくださいね！
気候の乱高下激しいし、ますく売ってませんからねほんと！！

それでは本日はこれにて。
夜曇依都でした。