番外43話「ありがとう」
リーバーさんや科学班と。えー、科学班と探索部隊の中が余り宜しくないというのは確か小説ネタであったかと記憶しております。とだけ先に弁解。
全く色気の欠片もない入浴シーンでした。教団の中で、やっぱりサポート派から見た花形はエクソシストなのだろうと、原作を読んでいつも思います。だから、欠ける期待も半端じゃない。でも、サポート派の仕事ひとつひとつがなければ、エクソシストは仕事にならない。そう考えると、彼らはお互い、持ちつ持たれつなんだろうなと思います。主人公とリーバー班長は、他の団員とはまた少し違った関係性なのでそのあたりについても今後短編で書けたらいいな、なんて。

それでは本日はこれにて。
夜曇依都でした。

本編37話「取り戻せ」
一話ぶっ通しで神田視点です。この二人の関係に関する話を最近連続でアップしたからか、もうここで語ることはないのではと思ってしまいますが、タイトルの意味などを少し。イライアが望むから、神田は彼を「其処」へ縛り付ける。「其処」に立つには、死なれては困る。
方舟編は、一人ひとり、その場に残していかなくてはいけないというところが最も酷な展開だな、と思います。信じなきゃいけない。その人が必ず追いかけてくるのだと、「きっともう会えないだろう」という絶望の中で信じなきゃいけない。その連続には、普通の人間はとても耐えられないのだと思います。
だから、やっぱり縋る存在が必要なんだ、という風に「燔祭の羊」は成り立っているのですが、その分自分で作った主人公に重いモノ背負わせすぎたな、と最近特に申し訳ない思いでいっぱいになっています。

次回は……きっと短編に走ってしまうでしょうが、本編もなるべく早く進ませたいと思います。毎回宣言するたびに予定が遅れますが、この場で宣言！

今年中に！師匠を本編に出す！！

頑張ります。本日はこれにて。
夜曇依都でした。

番外42話「盾と剣（つるぎ）」
神田とイライアには、他の誰にもない絆があると信じて書いています。誰にも言えないことがいえる関係って、良いですよね。神田相手にも言えないことはあるって言えばあるんだけど、逆に師匠に言えないことも神田には言える。みたいな。二人の関係は、前回の日記のタイトルのように、まさに盾と剣、支え守る関係です。剣が盾を支え、盾が剣を護る。凭れ合うわけではなく、支えあう関係。この番外をアップするタイミングは、絶対に方舟で神田との関係性があらわになる場所で！と、以前から決めていました。本編37話は、神田ファンには最高潮！って感じの話にしたいです。この短編が、本編を上手くあおる形になっていればいいな。……でも37話はもう少し待ってくださいね！
主人公と嫌いな食べ物（、最早嫌いどころか鬼門なのですが、）の関係は、後の過去話の中で分かるように書きたいです。ただ、この原因が分かるように書くと、若干、「赤い靴」並みに話がグロテスクになるので、どこまでセーブして描くか思案中です。

次の拍手シリーズは、遂に！という人々を出したいのですが、いかんせん原作の登場数が少なくて資料が無い。もう少し待つべきかな、と思いながらも衝動に駆られて書いてしまいそうな自分が恐いです。でも、最近短編系はネタが少なくて筆が止まりがちなことを考えると、良い傾向かな、と思っています。

それでは、本日はこれにて。
夜曇依都でした。

本編36話
「みをつくし」とは、和歌の掛詞です。水路の先を示す「澪標」と、「身を尽くす」という言葉を掛けて使われるそうで、折角なので今回はそこから引いて、この題名をつけました。というのも最近、某競技かるた漫画を知り、和歌の本なんぞを読んだために頭に残っていたのです。ここまでしっくり意味が嵌まるとは、正直予想外でした。このタイトルには、元の二つの意味と、イライア、そして神田を絡めた意味合いを含んでいます。今回の話は、「それでも」の神田編が主体です。

しっかし今回は非常に難産で、軽く語った上記の題名でさえ困る始末。この36話を書くために37、38話を同時に考えてしまったのが運の尽きというか。そのあとには、双子の部屋なる難関も待ち構えておりますが、そこはもう私の頑張りにかかっていますよね。頑張ります。

うちの主人公の「格好よさ」とは、一体何なのだろうと、最近考えます。人間の性格や魅力は一言では語れないと分かってはいるのですが、うちの子は一体何なのだろう。私は、さりげない格好よさというか、「背中で語る」「行動で語る」格好よさがそもそも好きなんですが、イライアはその要素は五分五分といいますか。
皆さんの思う、主人公の格好よさをお教え頂けたら嬉しいです。

それでは、本日はこれにて。
夜曇依都でした。

番外41話「秘められた神の御宝」
タイトルは、「秘められた神の『みたから』」と読みます。これは、イライアが「神様」と呼ばれる前の晩と、その日の朝の話です。今までは漠然と皆の中に漂っていた彼への印象を、言葉と言う形に表したのがバク。大切なその話に至る、重要なエピソードでもあります。途中、主人公がバクとフォーをかたくなに拒絶する台詞がありますが、それも意図して書いていることなので、「えっ！？」と驚かず安心して読み進めてください。

しかし、こうやってちょくちょく重要なポジションに居るんですよね、アジア支部の皆さんは……本編になかなか出せないのが本当に悔しいです。早く書きたい。彼らを出す為には、レベル4で挫けずに、その先まで書き進めることが前提になるのですけれども。頑張ろう、私。上手く書き進めることが出来ると、アレンと任務に行く未来もあるかも。頑張ります。男兄弟的に「兄さん」してるカッコいい主人公を書きたい……！

そんな欲望のために、頑張ります！

それでは、本日はこれにて。
夜曇依都でした。

あと、私事ですが、悪友へ。解放おめでとう！ちょっとフライングだけど、コングラッチュレーション！