本編18話

意地っ張りなので、絶対に弱音は吐きたくない。こんな主人公を作ると、自分の心が折れそうになります。
いくら神と言われても、主人公も人間。不安になることだってあるんです。だけど、それを誰かに話したら「その人の望む姿」ではいられない。誰かを安心させるには、自分がまっさらな、落ち着いた状態でいなければいけない。だから余計、彼は何も言えなくなる。言わなくなる。でも、そのこと自体を主人公自身があんまり苦痛には思っていないあたりが、書いてるこちらの辛いところです。彼にとっては、その生き方はごく自然な、当たり前のものだから。

今週はきっちり、短編も更新していきたいです。
短編と言えば、そろそろ20話に到達します。で、ぴったり20話に一番大切な話をもってこようかな、と模索中です。もしかしたら、番外ページと本編ページの両方に入っているかも知れません。その時はｔｏｐでちゃんとお知らせしますね。

それでは、本日はこれにて。
夜曇依都でした。

「主人公は外国語が達者」設定を活かすのが、何故かいつも仏語ばかりになってしまうので、たまには私の愛する伊語も喋らせてみよう。これが根幹になって出来上がった話です。あ、でも翻訳サイトの力を借りているので、間違っていたら温かい目で見つめつつこっそり教えて頂けると嬉しいです（笑）

特別短編はイライア、ではなく、我らがミザンのお話です。主人公を期待して下さった方、ごめんなさいっ。
この話に出てくる『伯爵様日記』、実は本当に存在するんです。ミザンの生みの親である神無月さんがルーズリーフいっぱいに書いてくれた「ミザンの愛憎日記」というものがありまして、それが今回の元ネタになりました。ありがとう、神無月さん。そちらは残念ながら非公開ですが、きっと、皆様の想像通りのものです。伯爵様への愛の詰まった、彼の全てが晒されています。

あ、そう。それと拍手ですが。
五話目にしてようやく、「主人公」の登場です（笑）私の主人公ではなく、主人公がやってきました。彼の「それでも」はこれ以降の本編と少しリンクしているので、お読みになる際は細かく見ていくのがおすすめです。

それでは！本日はこれにて。
夜曇依都でした。

17話です。
ころころ場面が変わるので、少し読みにくいかとは思いますが、ご了承ください。こうでもしないとただ暗いだけの話で終わってしまったので……！なんだか色々なフラグが立ってる気がしますが、この話で書きたかったことはたったひとつでした。

あ、もちろんクロちゃん初登場も、書きたかったことのひとつです。クロちゃんといえば、孤城の吸血鬼が組み込まれていないことにご不満の方は多いのでは？と思います。というか、ここら辺までほとんど原作に関わってないですからね；申し訳ないです、もう少し、もう少し待ってください。因みに孤城の吸血鬼は、私のなかでは三番目くらいに好きな話です。エリアーデもクロちゃんも、相手をあんなに想ってるのに……切ないです。

本編はこの先もほぼずっと、こんな調子でシリアス路線をまっしぐらです。番外で少しでも明るくできたらと思うのですが……なかなかうまくいかないものですね。

そして、だんだんストックがなくなってきました。というか、まだ全然原作に追い付いていないくせに、「追い付いちゃったらどうしよう」ばっかり考えて進めないでいたりします。無駄に心配性なんですよね……その割に思い立ったが吉日、みたいな感じで突き進んでしまったり。自分が分からない（笑）

でも、ストックの確保はまだあるので、着々と進めていきたいと思いますっ

それでは、本日はこれにて。
夜曇依都でした。

番外15話。
本当は楽しい話の予定だったのですが……ちょっと、都合がありまして……（泣）この話は、Night.1の直前、一ヶ月くらい前の話です。やっぱりアレンは二週間なんかでは辿り着きませんでした。
人生で一番付き合いの長い人にすら、本当のことは言いたくない。一筋縄ではいかない主人公です。彼、師匠には嘘はつかないんですが、他の人には本当のことを言わないだけではなくて、嘘を口にすることもあります。何人かが彼の話をするときに、微妙に噛み合っていないのは、本当のことを知っている人と、事実を知らない人、嘘の情報を持っている人がいるからです。決して、設定ミスとかではないですから……！誰の話が正しいのかは、だんだんと明らかになっていく予定です。

番外16話。
自分と似たような人と付き合いが長いと、あいつには負けたくないって思ったりしますよね。二人はそんな関係です。そういう意味で「好敵手」というタイトルになっています。

本編16話。
タイトルは、モノローグとラスト、主人公の視点になっている場所の意味そのままです。いってらっしゃい、いってきます。これが最後の言葉になるような世界。主人公は特にそれを意識しているんだと、書いていて思いました。なぜなら、彼は未来に優先順位をつけているから。他の人の未来が先決。他人を全て未来へ送って、その後で自分に時間が、空間が、命があるのなら未来へ進む。彼は今回、みんなをホームに帰すことしか考えていません。他の人が帰ってこれるなら、自分は立ち止まってもいいと。……これって、他人が一番悲しくなるんですよね。でも、彼はその生き方しか知らないんです。
我が家のミランダさんは、本当に積極的で助かります←　彼女はまだ、主人公を「神」だと感じていないので、これが出来るんです。この出会いが主人公の心の、大きな転機になることを期待しつつ、しばらく彼女とは離れます。

今度はアレン達に合流。久々の「外」ですね。
一応時間は原作に沿っているのですが、話自体は当分オリジナルで進んでいきます。
お楽しみに！

たぶん、本日はこれにて。
夜曇依都でした。

短編14話。
前回も書きましたが、12話と13話の間の話です。そして、気持ちが分かるように書いてみようプロジェクト第一弾、これにて終了です。……とは言っても、気持ちがあまり表現されていないのですが……。伏線だらけの謎のプロジェクトになってますが、これはこれで。当初の目的から考えれば失敗なのですけれど、やっぱり、まだ時機ではないので、これで成功かと。神田が言っていた通り、主人公は団員達が思っているほど強い人間ではないです。それが顕わに出来たので、書き手としては満足しています。

短編の次回は、明るい話にしたいですねぇ……（遠い目）。実はミザンの短編が一話だけあるので、機を見て上げたいと思います。それは、私にしては割りと明るい話です。でもやっぱり次回はまだ未定！です！
お楽しみに。
本日はこれにて失礼致します。
夜曇依都でした。