入れ子人形04話
教団の神様の頬を張り飛ばせるか否かというのは彼との距離感をつかむ一つの指標になるかなーと思っています。意外に思われるだろう「出来ない」人は、例えば室長、ソカロさんとか。ところで「出来る」人の神田君はリナリーの頬は出来るだけ叩きたくないと文中に書きましたけれど、幼馴染（というべきか？）とはいえ一応相手は女の子であること（土翁やG編、そして結晶型になった時のことを考えると、実は神田は気づかいの出来る人だと思っています）、そしてそれが発覚した時のコムイの恐ろしさを思って、躊躇っていました。

本日はこれにて。
夜曇依都でした。

まるで入れ子人形のように、欲望はいつまでも終わることなく。01～03話
「幸せな夢」がテーマの話と前回の日記で書きましたけれど、本当に幸せなの？というところ、ですね。えへへ。アニメの内容を少し意識して、まだ本編にも出していない「彼」を匂わせてみました。この話を書くにあたっては、原作をいつも以上にしっかり理解しなければと思いました。もう一度、色んなところを読み返したり、ふかーーーーく考えてみたり。ある程度の幸せを掴めたような気になって、いざ書き出してみたら、これは本当に幸せなの？と悩んだり。制作期間は短いけれど、何度もぐるぐる考え直した話になりました。もしかしたら、燔祭主人公の幸せな夢が気になるという方も中には……少し、いらっしゃったり、するかもしれませんが、それはもう少しお待ちくださいね。幸せは、本当に幸せなのでしょうか？

七周年記念企画のリクエスト、お待ちしております。
ぜひぜひお気軽に！お申し付けください！

本日はこれにて。
夜曇依都でした。

本編81話「奇跡の町」（羊の顔をした山羊）
一行が最初に訪れた教会というのは、一万打記念小説「磔刑」に登場したあの教会とシスターであるという本当にどうでもいい裏話があります。これぞ本当に裏話ですね（笑）今回の話、そして次回はいつもよりも会話文に力を入れようとした節がありまして、我ながら。ですので本当は一話に収めようと思ったものがつい長くなり、二話構成になってしまったのでした。でも今になってはこれで全然問題ないな！という感じがしています。序盤のラビとイライアは、何と言いますか……ねぇ？友情です。間違いなく友情です。完全にぐったり凭れかかっているのですが、ただ単にうちの子が気を抜いていたのです。

再アニメ化記念「まるで入れ子人形のように」
まるで入れ子人形のように、欲望はいつまでも終わることなく。
ここまでで一つのタイトル、なんです。本当は。テーマは「幸せな夢」。そのはずなのに、構成を練って下書きを済ませた現在、私は久々にぼろぼろ泣きながら描いております。幸せなんじゃないの！？となります。そんな話です。毎週更新……出来ればよいのですが！頑張りますね！

それでは、本日はこれにて。
夜曇依都でした。

本編80話「君が縋る一本の藁として」
いよいよ、主人公が動き出せました。お待たせしました……！という感じでいっぱいです。とはいえ、本文をお読みの方は「これは動き出したの？」という印象を受けたかもしれませんが、大丈夫です。この話は、本編83話とリンクする仕様になっておりますので、今回の謎行動の意味が明かされるその時を是非楽しみにして頂ければと思います。
さて、本編はオリジナル任務に突入します。しかも予定ではかなり長くなります……。私が会話文に挑戦したくなってしまったのもありますし、切実な……（追い付いてしまいそうという）切実な……理由も……あるのですが……。しかし、ただだらだらと伸ばす為、ではなく、この話の中では必要なストーリーになります。そのつもりでもともと書き始め、構想をし始め、ということだったのですが、なんと書いている間に、当初の予定よりはるかに重要な意味を持つ話になりそうだという予感がございます。びっくり！きっとお読みになる皆様もびっくり！されることでしょう。断言してもいい、彼を……今回の任務でペアになる彼を……彼をメインにする回がこんなにたくさん出来あがる予定な夢サイトはおそらく、うちだけでしょう。
彼のことは、最初はあまり好きではありませんでした。あまり良い印象はなかった。けれど、今回の為にいちから彼と向き合った結果、彼には彼なりの理由があり、彼の正義はたしかに正義なのだと、世界のために彼は限りなく正義なのだと感じるに至りました。今回のオリジナルシリーズ「奇蹟の町シリーズ」では、そんな、彼への敬意……愛……なんだろうな、「良い感情」を書き表すことが出来ればいいな、なんて。ひそかに思っております。

先を書くことが楽しみです！

それでは本日はこれにて。
夜曇依都でした。

本編79話「最初の呪い」
タイトルは、名前のことです。次から、ようやく立ち上がります。前に進めるかは、前に進んでいるかは、解釈次第かもしれませんが。この話は……序盤書いてて久しぶりに苦しかったですね。扉を前に躊躇う仕草は少し力を入れて書きました。珍しく、そういうとこを。
自分を心配する人は皆死んでしまうと知っているから、もう、何も心配をかけたくない。殺したくない。家族が死んだ世界を生きたくない。彼の行動原理はいつもこれで、一直線に、それだけ。そしてそれは、当然相手も「そう」思っていると考えているから、いまいち噛み合わない。神様と、自分の気持ちが拮抗したら、どっちをどう選ぶ？どうして、そこで神様を選べる？自分は、どっちなのか。本当に人間なのか。ラストは少し番外っぽい感じになりましたが、前半と繋がっております。あの最後の言葉を、微笑んで言う時。どんな気持ちになるだろう。
そしてノア側も、遂に動きが。ですね。残りの、具体的に言えば、シェリルさんなど、いつ出せるだろうかと思案中です。

次回は、ようやく話を先に進めて参ります。現在執筆中なのですが、燔祭の中でも異色なシーンがある、興味深いという意味での面白い話になりそうで、書いている今からわくわくしています！どうぞお楽しみに。次は！！単行本の発売に合わせてみせますとも！！

それでは本日はこれにて。
夜曇依都でした。