本編44話「壁を震わせる声」

早くお届け出来ました。次回も早くお届けできればいいなと思っています。
今回、携帯からPC、サイト用へと編集をし、更新作業をしている最中にも、うっと落ち込んでいました。皆様の反応が気になるというのも一因。でもそれより、やっぱり書いた内容に落ち込みました。うん……。この次の話は、過去話です。伏線を上手く回収できるといいのですが。……と、淡々と書くことに努めたいと思います。燔祭を考え出して6年ほど経ちました。5年くらい、考えるたびにぐずぐずに大泣きをかましていた私ですが、ここ一年ほどは、泣きすぎて何が悲しいのか、何で自分があんなに泣きながら考えたのか分からなくなっていました。でもその分、かなり突き詰めたと思います。今も何が言いたいのかちょっと分からなくなってきましたが……
きっと次の話をお読み頂いた後、今までの話を読み返して頂けると、ちょっとぐっとくるような話であるといいなと思います。
もう裏話の気力が残っていません、ので、本日はこれにて。

夜曇依都でした。

本編43話「神の名を問う」

ついに、方舟ミザン編に突入しました。あまりぶちまけると盛大なネタばれになりますので、ちょっと控え目に。この話の為に、神無月さんにはミザンを生みだして頂いたといっても過言ではない。そんな重要な話です。皆様の気にして頂いている話も、このシリーズには出てくるため、私はご期待にこたえられるのだろうかと今から戦々恐々としているのですが、何年も、それこそこの話を考え始めた……約6年前から一切ぶれずに考えを煮詰めてきたものですので、今更ぶれずに突き詰めていこうと思います。頑張ります。
……全然裏話にもなっていませんが……

今回はこれにて。
次回は早くお届けできると思います。

夜曇依都でした。

3月2日（土）22：49にコメントを下さったNeo様へ
反転してご覧ください。

こんにちは、夜曇です。
コメントありがとうございます。
そんなに深く感じて頂けると、独りよがりじゃないと思えて嬉しいです。
応援ばっちり受け取りました！
次回更新は、ほんの少しお待ちください！

本編42話「彼に出会う日」

一話まるっと、アレンの為のお話でした。そしてやっとしっかりバクを本編に出せてほっとしています。ふー。バクとフォーの心情については、番外で触れておりますので、ここで改めて説明する必要もないかと思います。その根幹について、本編に組み込んでみました。でも、やっぱりアジア支部は今回の話の中心ではないのです。クロスの弟子二人がメインです。
アレンは、今まで「兄さん」を見て、「兄さん」に憧れた。そして教団に入って、「神様」を知った。集団の意思は恐ろしいな、と私は思うのです。圧倒的に、イライアを神として扱い、頼り切る集団の中で。アレンの「兄さん」と「神様」の認識が変わる瞬間があったとしてもおかしくはないと思うのです。だけど、憧れてばかりではいけないと知った。隣に並びたいと強く思った。
イライアも悪いのですが。彼もアレンは守る対象として扱い、修行中も特別厳しく接したわけではないから。アレンにとっていつまでも兄さんで、神様であろうとしたから。この方舟クロウリー編と、この話を機に、イライアのアレンへの意識も変わっていきます。守るべき弟、それだけではない。共に戦い、自分の身を任せることが出来る仲間として。家族だけでなく仲間として、見ていく瞬間が増えるだろうと思います。

……そんなあたりの感覚を、しっかり描いていけたら、と思います。当分先のような気がしますが（笑）

それでは、本日はこれにて。
夜曇依都でした。

30,000hit御礼「伸ばした指に触れる」

着想は、旅行中に見た「教団新本部に似た教会」の屋上で得ました。屋上に上がって、「ああ、ここでエリーが昼寝してたら可愛いだろうな」というところが発端でした。それがいつの間にこんな話になったかというと、旅行中のインスピといいますか、ひとつ前の日記にしたためたようなイメージを爆発させたいと思ったからです。
棺の並んだ大きな聖堂の、大きな十字の前で一人跪いて、一心不乱に祈ってるなんて、もう信者が出来る、というより、いっそ彼の為の教会がたてられてもおかしくないような神々しい光景なんじゃないか、と、そのことばかりが頭をぐるぐる廻って、同行者の友人たちにはきっと大層うっとうしく思われるくらいに繰り返して口に出していましたので、どうにも、そんな感じの話を書かずには居られなかったのです。科学班とは違って、生身の彼を余り知らない立場からの話を（今までにも書いているわけですが）このタイミングでどうしても書きたい！警備班員の彼らには、そんな私の想いの代弁者として登場してもらいました。
結局、がーっと勢いのままに書き綴ったので、あまり鮮やかお伝えできていないかもしれませんが、読んでいる途中にあなたが、もしも「え、まさか本当に？」と思って下さったのなら、今回の表現は成功かな、と思っています。

それでは、改めまして。30,000hitありがとうございました！
これからも「燔祭の羊」をよろしくお願いします。

夜曇依都でした。