131話「日は、暮れるもの」
タイトルが難産すぎる。書くのも難産でしたが。
アルマ編は本当に難しいです。なにせ、原作を何度読んでも、あのはろぐれ（自家製でーぶいでー）を見返しても、途中何がどうなってるかよくわかんない所がある！アニメに出来るんですから、当然普通わかるのですが、私が飲み込めていないだけです。いつも分かんなくなってしまいます。今一番わかんないのは、アレンと神田とロードはどれくらいの時間神田の過去に捕らわれていたのか。例えばリーバー班長の感覚では一瞬だったのかも。でも、アレンがあの中で体感したのと同じだけのすごく長い時間捕らわれていたのかも。さっぱり分からないので、自己解釈で、これぞ二次創作みたいな顔をして、突き進んでいく予定です。
今は何を書いてもネタバレになりそう。実は、結構プロット外の出来事が起きまくっていて。イライアが自由に動いてくれているのは面白くなる予感なのでいいのですが、なんとか筋道だけ逸れないようにと悪戦苦闘しています。

次回は、「教団の神様、怒る」の巻です。
ところで今回の本誌の師匠イケメンすぎて正面から銃口を向けられたくて向けられたくてたまりませんでした。紙版をまだ買っていないので、買わなきゃ！

それでは、本日はこれにて。
夜曇依都でした。

130話「絵の具を削ぎ落として」
このまま超・教団の神様！って感じで行くんじゃない？と思いきや……みたいな展開にしました。もともと、彼の動きを一度封じる気満々だったのですが、思いの外楽しい展開を思いついてしまい、そのまま突き進んだ感じです。我ながらちょっと面白かったのは、意外に一瞬だけ師匠を出せたこと………………出せそうなタイミングは決して逃さないやくもんなのでした。
以前の邂逅ではあまりいい初対面とは言えなかった筈の「彼」がやたら必死に名前を呼んでくれるのには理由があります。

私事ですが、スマホと接続できるキーボードを購入しました！今回の130話も途中詰まってなかなか進めず大変だったのですが、キーボードちゃんのお蔭で書き進められました……ありがとうピンクの可愛いキーボード……。あまりお安くはない買い物でしたが、気分を変えて楽しめるという点で最高のお買い物でした！書き手の皆様にはお勧めです。

それでは、本年はこれにて。
夜曇依都でした。
あらためまして、良いお年を！来年もよろしくお願いいたします！

10月8日（金）22：41に拍手コメントをくださった方へ。
初めまして。この度は拍手とコメントをくださり、ありがとうございます！
実は2021年の拍手コメントはこちらのコメントが初めてで、気付いた時とても嬉しかったです。
さて、何度も読み返してくださっているとのこと、大変ありがたく思っております。
さらに、鋼連載の方も！とのことで！とっても嬉しいです！
鋼の方は、設定集などが全て吹っ飛んでしまい、再開がかなり難しい状況ですが、
ページを消すことはありませんので、
引き続きお好きなタイミングでお楽しみ頂ければ幸いです。
それではあらためまして、コメントありがとうございました！

本編129話「教団の神様」
タイトルは、いろいろ悩んだのですが……やっぱ、これかな、って。
本当は、イライアってレベル4編で死んでいたはずです。それが、原作での師匠の展開で延命が決定し、それから、じゃあ、どういうコンセプトで書いたらいいのかな？と、サイトを立てた頃から思っていました。が、数年前、サイトでまさに教団襲撃編を終えたあたりから方針は決定していましたね。
神様と言われた人間の男の子が、そうあろうとしたのが教団襲撃編まで。アジア支部では思いがけず、〈聖典〉の件やルーキーたちとの触れ合いの中で人間になろうと思い始めて、ずーっとこの辺りまで来ていました。ズゥ爺様に、上手に答えられなかったり、院長先生にやっぱり上手に答えられなかったりして。人間になろうとしてた。
でも、同時に彼は神様でもあったと思うのです。神様が必要だな、とも思っていたのです。だから、アルマ編に向かって、本当に神様になろうとしていました。アルマ編まで、凄く長い間延々と遠回りしたのは、その分覚悟する時間と過程が、流石に彼にも必要だろうなと思ったからです。背中を守られる神様なんていないから、背中を守られなくなったら、もう神様なんです。
あんなに格好つけてた師匠の渾身のプロポーズに、逆らうことになってしまうけど。でも、きっとエリザはその時も、傍にいてくれる。
不思議なことに、彼は人間だと自覚しているときは神様らしくて、神様だと自覚すると途端に人間臭くなるような気がします。

やっぱりアルマ編沿いって名乗るのおこがましいんじゃない？というくらいアルマ編らしくない感じで、次も進みたいと思います。基本的に更新する時は、先の2話以上の方針が決まっているときなのですが、今回は悩みました。129話自体は速攻で書けていたのですが、その先が！
でも、先日ようやく細かいピースが少し埋まりましたので、次も頑張って書きたいと思います！

それでは本日はこれにて。
夜曇依都でした。

そういえば来月はイライアの誕生月なので。。
誕生日と関係ない（関係あるとただでさえひねり出すのが大変な誕生日ネタが減ってしまう笑）ネタで、何か書いて欲しい！というものがございましたら、ひっそりとリクエストを受付中ということにしておきますね。ご希望の方は、できれば10月中にご用命ください。

本編128話「さようなら、世界」（それでも、ずっと隣にいるよ）
予告した神回。これを書きながらリベラを聞き、またぼろっぼろに泣くという。
モノローグは、誰の視点かきっとお分かりだと思うのですが、お母さんの視点でした。お母さんのグロリアさんは、肉体こそか弱い人でしたが、ハートはめちゃくちゃ強い肝っ玉お母さんというイメージで書いています。イノセンスを宿す子をいずれ産むから、その影響を受けてきっと体が耐えられなかったのだと思うのですが（燔祭にありがちな、後からの設定ですが）、それでも彼女が生きていた間は、きっと神様はあの子を見つけられなかった。きっと神様は彼に手を出せなかった。彼女はきっと、「私の子」に伸びる手を無意識にはねのけて振り払っていたんだろうと思います。でも、今はもう、彼女はいない。
タイトルは、次回に向けたイライアの視点。副題は、エリザの視点から取りました。これは129話と繋がる内容になります。エリザの声は、イライアの幻聴でもいいと思いますし、コムリン騒動のことを考えると、エリザの霊が隣に常にいるのだとしてもいいと思います。ここは、読む人にお任せしたいなという気で書いてはいるのですが、イライアは隣に彼女を感じている。それならきっと、エリザはこう言うのです。「その時が来ても、それでも、エリザはずっと隣にいるよ」。
55話～60話あたりとセットで読んで欲しい内容になりました。コムイさん視点で書くのは、とても興味深くて楽しいです。ま、もしリナリーがハートだったりコムイさんに秘密があったりしたらこの話、崩壊しちゃうんですけどね！いいのです、公式が動くまでは、真相は闇の中でいいのです……。

12周年リクエスト「太陽には内緒で」
Twitterフォロワーのこっこさんより頂きましたリクエストでした。ほっこりご飯を食べるお話、リーバー班長もりもりで。……ということだったのですが、いかんせん、エリーがご飯をあまり楽しんで食べないので……笑　割と難産ではありました。けれど、昨今の本編が本編ですので、存分に「兄貴」呼びを楽しみたくて、ほんわかしたお話を目指しました。ご期待に添えていると良いのですが。本編はもうしばらく頑固な金色が「班長」呼びを貫いていくかと思われます。最後のシーンではすっかり冷めてしまったアップルパイと包子を口にくわえたまま涎も垂らしつつ寝ている二人を想像して書きましたが、大変可愛らしいです。

Webオンリー番外「信仰を詰め込んだ供物」
これは、前回5月のイベントの際に一日で速攻で書き上げたお話になります。なにせイベントの前日？か前々日か何かに思い立って書いた話ですので、一番得意なシチュエーション×一番書く気になる相手＝十八番ネタで時間と戦いました！その分、燔祭らしさは存分に出ているかなと思います。最新刊の過去クロスを読みながら書いたお話です。教会で神に文句言う人、背徳的で好きです。

次回は来月書ければいいのですが！いかんせん、作業環境次第という感じでしょうか。今年中には130話に到達する予定なのですが、随分長く書いたなぁと思います。アルマ編らしからぬアルマ編、続きも頑張ります！

それでは本日はこれにて。
夜曇依都でした。
皆さまどうぞ健やかにお過ごしください。